腐った卵の臭いで酸性、空気より重く(比重1.1905)に良く溶ける。
硫黄が硫酸還元菌によって還元され硫化水素(猛毒)が発生する。糞、屁にも若干含まれる。
アクアリウムでは砂内で以下4つの条件が揃うことによって発生する。
(砂を厚めにするほど、または砂が細かい程条件が揃いやすくなる)
1. | pHが6.6〜8.0程度(弱酸性〜弱アルカリ性)の時 |
2. | 酸素が無い時 |
3. | 硝酸が無い時 |
4. | 有機物が有る時 |
硫化水素が発生してしまった場合、吸い込まない様にすぐ逃げる必要があります。
リセットする場合は換気を十分に行いできれば外の風上で作業することをおすすめします。
海水飼育でおすすめなのはマメカルシウムサンド
敷くだけで自然の海をほぼ再現出来、嫌気層内でも
硫化水素を発生させる硫酸還元菌を繁殖させないのでとても安心です。
(嫌気層が正常に立ちあがってからの効果となります)
マメバクテリアと併用するとさらに効果が上がります。
■詳細■
皮膚粘膜への刺激性とシトクロムcオキシダーゼ阻害作用で
高濃度で吸引してしまった場合には数呼吸で肺の酸素分圧が低下して
呼吸麻痺を起こし「ノックダウン」(昏倒)に至り気管支炎や肺水腫を起こす。
硫化水素には独特の臭気があるが嗅覚を麻痺させる作用もあり、
高濃度になると匂いを感じなくなる。
高濃度で硫化水素に気付かずに死亡する例もある。
即死濃度に満たない濃度の硫化水素ガスを長時間吸引して死亡した場合、
遺体に緑色を帯びた暗紫赤色や緑色を帯びた暗赤褐色の死斑が現れたり、
遺体の臓器が灰緑色になったりすることがある。
これらは血液に含まれるヘモグロビンに硫化水素が作用し、
硫化ヘモグロビンになることによっておこる。
即死濃度以上の高濃度硫化水素ガスを吸引して死亡した場合、
体内で形成される硫化ヘモグロビンの量が少ないため、
死斑や血液の色調は通常の急死の場合とほぼ同じであり、
遺体が緑色になるということは無い。
濃度対危険度[編集]
濃度(単位:ppm) | 作用 | |
---|---|---|
1,000 - 2,000 (0.1 - 0.2 %) | ほぼ即死 | |
600 | 約1時間で致命的中毒 | |
200 - 300 | 約1時間で急性中毒 | |
100 - 200 | 症状:嗅覚麻痺 | |
50 - 100 | 症状:気道刺激、結膜炎 | |
5 | 日本産業衛生学会における許容濃度 | |
1 | 労働安全衛生法における作業環境管理濃度 | |
0.41 | 不快臭 | |
0.02 - 0.2 | 悪臭防止法に基づく大気濃度規制値 | |
0.00041 | 臭いの閾値 |
【 関連情報 】
![]() マメバクテリア |
![]() マメカルシウムサンド |
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